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体験観光への転換

川湯エコミュージアム

http://www6.marimo.or.jp/k_emc/

阿寒国立公園川湯地域に、1999年にオープンした環境省の施設です。屈斜路カルデラ自然ふれあい推進協議会という組織で運営されています。協議会は、環境省、自然公園財団、弟子屈町他、森林管理事務所、観光協会、ボランティアなど11団体から構成されます。
摩周湖、屈斜路湖、硫黄山などの景勝地や、アカエゾマツの森、和琴半島、つつじケ原など火山の生んだ森と湖をフィールドに自然情報の発信や普及啓発活動を行っています。
観光客が多く訪れる土地柄であるものの通過してしまう方が大半であるため、ゆっくり滞在し自然を体験してもらえるような情報の提供や観察会などの行事を行っています。また、地元弟子屈町を中心に学校教育での利用も多いのが特徴です。

旬の情報

今どんな花が咲いているのか?今月のオススメコースなど、新鮮な情報を提供しています。そのために、定期的に自然情報を集め、展示やリーフレット、観察会などで発信をしています。散策路のある既存のコースだけでなく、四季折々見どころとなるコースを用意しています。館内にあるコンピューターの検索システムや図書など、自然について詳しく知ることもできます。

体験プログラム

センター周辺の30分ほどのガイドウオークを無料で随時実施しています。また、館内のクラフトコーナーは木の実や小枝、落ち葉などを使って自由に工作ができる人気のコーナーです。冬は、歩くスキーやスノーシューでの散策が楽しめます。月に一度の観察会では、屈斜路カルデラ内の森や山へ出かけます。

くつろぎの空間

木造の建物で、周辺を木々に囲まれた吹き抜けの開放的な空間です。ラウンジでは、木のテーブルとイスが用意されており、窓の外の緑を眺めながらお茶を飲んだり本を読んだりと、ゆったりとした時間を過ごすことができます。冬は暖炉に火がともります。

学校教育との連携

弟子屈町内外より、学校団体が自然体験学習に訪れます。館内を利用した調べもの学習やクラフト体験の指導の他、つつじケ原や和琴半島などでの自然解説を行います。地元の学校とは、経年的、継続的に交流があり、子どもの理解に合わせてプログラムづくりを行っています。

人材育成

もりのパレット探検隊という町内の小学生を対象に、年4回の自然体験活動を行っています。自然に興味がある子どもが一歩踏み込んで自然を楽しめるような体験プログラムです。

NPO法人ねおすの支援

弟子屈町からの委託を受け、2011年度まで職員を派遣し、自然体験・環境学習業務を支援しました。通年職員1名、繁忙期職員1名が常勤し、コーディネータ1名が全体調整を担当していました。

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弟子屈町体験観光推進プロジェクト

弟子屈町は阿寒国立公園東部に位置し、摩周湖、屈斜路湖、硫黄山、釧路川など、原生的な自然を多く持っています。また、道東の中央に位置し交通の便もよく、弟子屈、川湯、仁伏といった温泉場を持つことから、道東観光のルートとして、多くの人が訪れます。
しかし、この町を訪れる多くの観光客は、風景の見物などをして通り過ぎていくというのが主となっていました。
近年、北海道内における旅行の形態は、教育旅行などのニーズの高まりとともに、自然を生かした体験型、滞在型へ変わりつつあり、弟子屈町でも通過型観光から地域の自然を生かした体験型、滞在型観光への変換を模索しようとしています。

プロジェクト

・川湯エコミュージアム支援
・自然体験メニュー作成事業
『弟子屈町内にある体験型観光資源を、利用者に見やすく、興味を持たせるようなものにデータベース化する』という目的で実施。またそれらをコーディネートしたプログラムの提案も行いました。1名を業務担当者として弟子屈町に派遣し、現地にて情報収集などを行い、札幌本部にて編集作業を行いました。

自然体験ガイド養成講座事業

自然体験活動へのニーズの高まりに対応するために、自然案内人を養成し、地域の豊かな自然を生かした観光客の誘致を図る目的の事業です。町内で自然案内に興味がある方、または既に案内業務をしている人を対象に秋季コース、冬季コースの2コースを企画・実施しました。
また、講義の全過程を終了した場合は、自然体験活動推進協議会(CONE)の自然体験リーダー(初級)の資格が得られるようにしました。

自然体験ガイド派遣事業

自然体験ガイド養成講座を受けた方々の活用のはじめとして、「体験観光」自体をもっと知ってもらうためにに、観光スポットに4名の「町の案内人」を派遣し、「どっぷり弟子屈」を使っての町内における体験観光の宣伝や簡単な自然案内を行っています。ガイドの研修や評価(クリティーク)をねおすが行っています。

 

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