イエティくらぶは、子ども達に外遊びを通して新たな遊びの場と機会を提供する自然学校です。
子どもとは、多くの人と出会い、様々な体験を共にすることで成長するものと考えています。イエティくらぶでは自然という舞台で子どもも周りの大人も一緒になって遊び、生活します。
そこにはもちろん楽しいこともたくさんあるけれど、思い通りにならないこともあります。
けんかもあります。泣いたり、怒ったり、笑ったり、みんなでぐちゃぐちゃになって遊びます。
それを通して「いろんな人がいるなあ」と多様な価値観を知り、人を思いやること、協力すること、自分の思いを伝えることはもちろん、自然の美しさ、危険への察知や対処といった直観力、創造的に発展的に遊ぶ工夫や未知に対する勇気を養います。
活動のキーワードは「大家族」「全開遊び」。
幼児から小中学生、ボランティアとして高校生・大学生・社会人、そしてお父さんお母さんも一緒に大家族のような大きな集団を作って、たくさんの経験・体験ができる濃密な場と機会を提供しています。
イエティって何?
ヒマラヤに住むといわれる謎の生き物「ゆきおとこ」です。
本当はいないかもしれない??? いいえ、きっといます。
たくさんの家族と一緒に山奥の洞窟でしあわせに暮らしているのです。
見えないものを感じよう、想像しよう、心で感じよう……、そんな想いからつけれたクラブ名です。
感じる心をはぐくむ
子どもに「未来を創造する力」を育むことが大きな目標です。
でも、そのためには、未来を夢見る・想像する力が必要です。
そして、想像できるようになるためには、子どもが本来持つ好奇心を刺激し、森羅万象に関心を持ち、人と人との関係性など多様なものに関わることによって養われる「感じる力」が必要です。
イエティくらぶでは、この「感じる力」をはぐくみます。
情報過多な時代を生きるために……必要な直観力
インターネットに代表されるIT社会の中で、子どもであっても居ながらにしてあらゆる情報を手に入れることができるようになりました。
一方、様々な事件も多発し、何が正しいのか、何が真実なのかわかりにくい時代でもあります。
子ども達にとって何が自分にとって役に立つ・意味がある情報なのか?判断することが難しくなっています。
情報の洪水の中で、生きてゆくためには、主体的に物事を決断できる直観力も必要です。
その直感力は、本を読んでも、インターネットで調べた実体験に基づかない知識では身につきません。体全体を持って感じる体験をすることによって養われると考えています。
たくさんの人と関わるコミュニティで生まれる コミュニケーション力
人間関係性が希薄になったといわれています。人が他者に関わる力(聞く、話す、交渉する、話し合う、共感する、意見を言う等)が弱くなっているその大きいな原因は、多様な人の集団(コミュニティ)での活動が少なくなってきていることにあります。イエティくらぶは、人と人との多様な関係性を多様な自然の中で創りだし、子ども達、関わるスタッフのコミュニケーション力を養う場でもあります。