山形県西川町を教育旅行のモデル開発地区として、小中高の修学旅行や体験学習の受け入れの仕組みづくりを企画提案しました。
本プロジェクトの特徴として、大手旅行代理店4社(JTB、日本旅行、東急観光、近畿日本ツーリスト)プロモーションの検討を同時に行なっていることです。
エコツーリズム推進協議会(JES)が「青少年のための森づくり」をテーマにエコツーリズムを教育旅行に導入するためのモデルを作ろうと、全国の山村に共同開発の呼びかけをしました。
それに呼応、選定されたのが山形県西川町であり、実際のプロジェクトコーディネイターとして、ねおすが参画しました。当初は植林などの直接的な林業体験が想定されていましたが、各方面との協議を重ね、「森を作り、維持保全する山村の暮らしと人」そのものを教育旅行の素材としてプログラム開発を進めました。
同時にプログラムそのものの提案にとどまることなく、何のためにプログラムするのか、その理念の共有、そして、プログラムデザインをするしくみアドバイスしています。
2001年11月より西川町関係者(町、観光協会、旅館・民宿組合、林業、学校教育、社会教育などの関係者)とエコツーリズム推進協議会や旅行代理店との打ち合わせ、意見交換会等を行いました。
同時にフィールド調査として対象地区に滞在して各種地域情報を収集し、教育旅行を受け入れてゆくための仕組みづくりのコーディネートを行いました。また、営業用ツール(提案されるプログラム記載のパンフレット)を作成しました。